The Extremist - Joe Satriani [アルバム感想]
- アーティスト: Joe Satriani
- 出版社/メーカー: Relativity
- 発売日: 1992/08/06
- メディア: CD
1992年。アメリカ出身のギタリスト、ギターインストアルバムの4th。
割とHR/HM界にも有名で、影響のあるギタリストですよね。
G3での活動の方が、今や馴染みが深いのでしょうか。
スティーブ・ヴァイやカーク・ハメットのギターの師匠でもあります。
…まぁカークはあまり言わないほうがいいかも知れませんがｗ。
この人の凄いところは、ギタリストとしての音の主張ではなく、
バンドとして、というか楽曲としての一部分の役割を果たし、同化しながら、
その存在と技術をアピールできるというか、もういるだけですげぇっつーか、何つーか。
力の抜けたリラックスした演奏なのに、この存在感と力強さは何なのでしょうか。
ギターのための曲を作るのではなく、まず初めにきちんと曲全体をつくって、
その中でサトリアーノ印のギターメロディを封じ込めるみたいな。
スタイルは違いますけど、ギターのためだけに曲を作るわけではないところは、
インギー様に近いといえば近いですよね。インギー様は完全バンドスタイルですが。
だからこのアルバムでは特に顕著なんですけど、
ギターインストっていう感じのアルバムではないんですよ。
まず曲としての出来ありきであり、その中のエッセンスの一部として
存在しているようで、ギター好きにはなんだこりゃすげぇみたいな。
なので、よくテレビのBGMとして使われていた時期がありましたねぇ。
ギターインストとしてはかなり初心者向けといいますか、
インストのアルバムのみならず、普遍の名盤だと思います。
BGMとしても良し、バンドと捕らえても良し。
結構オシャレ系の音ではありますが、普通にロック好きにも
鑑賞にも問題なく耐えられる出来ですので、興味ある方は是非。
いやー大好きなんですよ。透き通るようなせつないメロディの#1とか特に。
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