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Abigail - King Diamond [アルバム感想]


Abigail

Abigail

  • アーティスト: King Diamond
  • 出版社/メーカー: Roadrunner Japan
  • 発売日: 1997/11/11
  • メディア: CD



1987年。デンマーク出身のHMバンドの2nd。
今の世代の人は、実はバンドよりも漫画のキャラクターで知ってるのではないかというw
このアルバムは、妻が悪魔の子を宿すみたいな、一応その意図で作成されております。
いわゆるコンセプト・アルバムの名盤として挙げられることも多いですね。

いやーこれ以上シアトリカルという台詞が似合うバンドはないのでは。
バンドとはエンターティナーである、というスタンスに立つのであれば、
このアルバムはHMのその分野としては、一つの完成形でしょう。
このヴォーカルは、バンドのヴォーカルというよりは、もはや語り部の域というか、
それ自体が演劇の一部のいった風情ですよね。

この独特の、絹を裂くようなハイトーンでの歌唱方法については、
確かに体に合わない人もいるとは思いますが、
アルバム全体の雰囲気にあわせて、シアトリカルという意味で非常に完成度が高いので、
King Diamondを試してみたいという方には、入門用としてよろしいのではないでしょうか。
いやー曲自体は正にHMの王道ですよ。Judasがチラリ、Maidenチラリいう感じで。
アルバムを通じて、そういった王道のつまみ食いのようなメロディを頻繁に感じるんですよねぇ。
オマージュってやつですかね。でもそれはHMの範疇での曲構成であり、よって素晴らしいのです。

これを聴いてると、何ていうんですかねぇ。
Judas Priest→King Diamond→Cradle of Filthみたいな、
そういう系統の流れを感じたりも出来て、非常に趣深いですね。
これはHMではもう避けられないというか、重要な構成要素の一つですのでね。
でも、この声質と存在感のせいで、他のバンドとの差別化を実現できているという。
やっぱ凄いですよね。これといいMercyful Fateといい。何気に。
ストーリー性を感じさせるヴォーカル・ワークは見事の一言です。


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