Icon - Icon [アルバム感想]
1984年。アメリカはアリゾナ州の正統派メタルバンドの1st。
当時はLAメタル全盛期でして、このバンドもその中の一つとなります。
ただ、今だからわかることかも知れませんが、実際音は凄い硬派なんですよね。
強いて言えばDokkenなのでしょうが、Motrey CrueやRattというよりはむしろ、
Judas Priest等のイギリス正統派HMの方に音が近かったり。
なのに、LAメタル界隈から出てきたバンドであることが、
このバンドが迷走し、長続きしなかった要因であると思います。
時期も場所も悪かった、と。
このアルバムは正統派の流れを汲む楽曲群だけあって、
今聴いてもその良さは全く色あせることがないですね。
つーかむしろ、今聴いた方が、この懐かしさが逆に新鮮みたいな。
買った当時よりも何かアツく聴くことのできる私は、耳が肥えたのか、
はたまた、いい加減穢れてしまったのかw。
速い元気な曲は入ってなく、じっくり聴かせるタイプですので、
HR/HMに激しさを求める人には訴えるものも少ないでしょう。
でも、この渋さ、カッコ良さは、ある程度聴いてきた人でこそ理解できるのでは。
改めて見直して聴いてみて欲しい、とちょっとだけ思いました。
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