The Best of Jethro Tull - Jethro Tull [アルバム感想]
1993年のベスト盤。イギリスの60年代から活動しているフォーク・ロックバンド。
本アルバムとDVDもあわせて2008年に限定版として発売されたもの。
前々から興味はあったんですがね、ギフト・パックと聞いて思わず衝動買いです。
最初は、やっぱフルートですよ。フルートいいですねぇというイメージでした。
フルートの音と、昔ながらのリズム隊のドンスタタタという音質もあって、
ちょこちょこ聴いていた時には、牧歌的でフォーキーな印象を持っていたのですが、
本ベスト盤を一枚通して聴いてみた印象は全く別のものになりましたね。
ヘヴィーですねぇ。こんなに激しいロックだとは思ってませんでした。
ジャズにも通じるテンションの高いセッション部分は、
そのままディストーションギターに移行すると、
まるでIron Maidenになりそうな雰囲気すら持っており、
非常に先鋭的な演奏をしていたことが感じ取れます。
まさに、Prowlerの間奏部分そのままになりそうな勢いがあったりしますもんね。
そしてまるでプログレと形容されそうな、静と動のせめぎあい。
まぁ「Jethro Tullの代表曲って何?」と訊かれて、「…さぁ?」となるぐらい、
あまりこのバンドにはなじみのない私でしたが、
イギリスのHR/HMにも多大な影響を与えているという言葉が、
確かにこのアルバムを通じて理解できたように思います。
陳腐な言い回しですけど、カッコいいですよねぇ。
タグ:Rock Jethro tull
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