The Grave Digger - Grave Digger [アルバム感想]
2001年。ドイツのベテラン正統派HMバンドの10th。
ここにきてバンド名を冠にしたアルバムってことは、気合の一枚ってことですよ。
まぁその意気込みは、アルバムから十分伝わってきましたけど。
音楽に関する聴覚は常に、味覚と似ていると常々思っています。
細かい喩えの類はいろいろありますけど、
たとえば、ギトギト中華だって、あっさり和食だって、
もっといえばジャンクフードだろうが、駄菓子だろうが、
しばらくその味から離れてると、無性に食べたくなる時期が、必ずありますよね。
このバンドの、このアルバムは、正にそんな感じだと思います。
まさにHM。汚いボーカルも、癖のあるギターも、猪突猛進のリズム隊もひっくるめて。
一聴しただけで、ニヤニヤがとまらないようなバンドって、実はそんなにないです。
別にけなしてるわけじゃないですよ。むしろ必要としていたりして。
彼らといい、Hammarfallといい、Metal Churchといい、
何にせよ、下手に曲げずに純朴にHMを継続しているだけで、賞賛に値するってもんです。ほんと。
というわけでこのアルバムは、徹頭徹尾B級メタル。
失われたギターは私の大好きな、元Rageのマンニ・シュミットが担当。
彼が入ったことによって、確かにこのバンドの音的な見栄えが良くなったようには思うけど、
基本的には、そんなの関係ない。これぞGrave Diggerですよ。うん。
2009-02-08 23:56
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