Rare Cuts - Bullet For My Valentine [アルバム感想]
レア・カッツ-来日記念!完全日本限定 スペシャル・リミテッド・エディション(DVD付)
- アーティスト: ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2007/08/08
- メディア: CD
2007年。イギリスはウェールズのメタルコアバンドの来日記念盤です。
タイミング的には1stフルリリース後の単独来日ですね。
DVDも入っているので、値段的には少々お高くなっております。
個人的には彼らの1st「The Poison」は歴史的名盤だと思っています。やるせなさや怒り、諦観までも含みつつ突き進む、激しく叙情的な演奏とメロディは、メタルからの影響が不可欠であるにも関わらず、メタルだけでは到達できない領域というか、そんな印象を受けたものです。まぁ2ndも好きなんですけどね。
この企画盤に収められている曲も、その1stの雰囲気を残したものになっています。まぁやはり曲の出来はアルバムには劣りますし、元々このCDの存在価値は、やっぱりMetallicaやPanteraのカバーと、#5 Tears don't fallのアコVerですかね。
カバーはそれぞれオリジナルに忠実に演奏しつつも、やはりこのバンド独自のエッセンスというか、味付けが感じられる興味深いものになっているし、元々からエモーショナルな曲である#5も、曲の魅力を他面からアピールできるアレンジになっており好感を持ちました。ただ、ちょっとドラマティックさが減少してしまったかなぁと感じますので、個人的にはアルバムVerの方が好みですかね。
何にせよ、メタルコア界隈では個人的一、二を争う位置にいる程好きなバンドであり、このアルバムにも満足することが出来ました。何か今風のバンドとして古参には軽く扱われているような気もするんですけど、彼らは芯のところにメタルが存在してるのは、本アルバムの選曲でも明らかですからね。聴かず嫌いはもったいないと思います。
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