The Atrocity Exhibition - Exodus [アルバム感想]
2007年。アメリカはベイエリア・スラッシュの重鎮の8th。
まぁ何はともあれやっぱりザクザクとしたリフ主体の音楽といえば、
やっぱりスラッシュメタルなわけで、それは抗いようがないわけです。
そんな中、一番ベイエリア・クランチらしいザクザクしたリフを引き倒す
代表格のバンドであるExodusなのですが、
このアルバムは思ってたのとちょっと印象が違いましたね。
オープニングはむしろ荘厳さすらかもし出してるし、
アルバム通してのイメージも、クランチというよりはヘビィネス重視のイメージ。
勿論全部が全部そうではなく、典型的Exodus節も健在だし、
ギターのリフ全編どう聴いてもExodusそのものなんですが、
今風になったというのか、ザクザクチリチリ感が薄い曲が多いですね。
落ち着いちゃったのかなぁ。曲の構成だけが理由かなぁ。
何といいますかですね、Exodusはもっと軽快で跳ねる様なですね、
言い方は悪いですけど、もっとバカっぽい音楽をやって欲しいのですよ。
何をカッコつけてるのかと。お前らバカなんだから、と。
いや、いい意味でですよ。バカにいい意味があるのか疑問ですけど。
シークレットトラックのなんちゃってカントリーのようなバカさじゃなくて、
なんて言うのか、ねちっこいバカさというか汚らしいバカさというか…
いかん、どんどんひどくなる。
アルバムは悪くないです。むしろ素晴らしいです。
ヴォーカルも頑張ってると思うし、この演奏ならむしろ適役ですし、
その辺の凡百のバンドとは格の違いを感じさせる良盤です。
そこは、さすがExodus!って言うことができると思います。
でも、これぞExodus!って拳を突き上げるには、
あと一歩納得がいかないというか、ちょっと違うというか、そんなアルバムです。
もっとザクザクスタスタでやってください。お願いします。
2009-03-09 19:16
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