Death or Glory - Running Wild [アルバム感想]
1989年。ドイツのベテラン・スピードメタルバンドの5th。
一時期はワン・パターンの代名詞であり、
メロディック・スピード・メタルを揶揄する対象でもあった本バンド。
つーかワン・パターンで何が悪いんでしょうね。
好きな音楽を一途にやり続けて、それで商売成り立ってんだからいいじゃないですか。ねぇ。
文句言われる筋合いは無いはずなんですが。
…成り立ってないのか?いや、まだ現役なんだから大丈夫!
本バンドについてはむしろワン・パターンよりも、
楽曲自体のひねりの無さを指摘するべきであり、
そしてもしあなたがそう思うのであれば、
あなたはこのバンドの曲全てにおいて、それほど好きではないという証明でもあるのです。
さっさと他のバンドの曲聴きましょう。別に誰も悪くありません。
まぁでも、Running Wildというバンドを知りたければ、
このアルバムさえ聴けば良いのは間違いではなく、
むしろ#1.Riding the Stormこの一曲だけで、
Running Wildのリトマス試験紙足りえたりするのですが。
改めて今聴いてみると、近年復興の兆しがあるヴァイキング・メタルについて、
原型というか基本というか、そういう要素が全て含まれていると感じます。
ちょっと気分が高揚気味になっている自分に気付いてみたりw。
本アルバムはRunning Wildのアルバムでは名盤と言われており、
確かにバンドの今まで培ってきた手法全てが含まれているアルバムと言えるかも知れません。
そしてそれはある意味ヴァイキング・メタルのフォーマットそのものでもあるのです。
最近その魅力に気付いた方は、温故知新で体験してみるのも良いのでは?
ただ、現在では既に入手しにくいみたいですね。
そんなに高いお金は払うことはないですよ。あくまで基本ですので。
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