Timeless Departure - Skyfire [アルバム感想]
2001年。スウェーデンの、シンフォニック・デスメタル・バンドの1stです。
北欧には、こういう音楽をやりたい人っていうのは、やっぱり一杯いるんですかね。
初聴の印象は、Children of Bodomを、もう少しだけRoyal Huntにした、みたいな感じです。ヴァイキング・メタル風な臭みのあるメロディが、ちょっとだけAmorphis風味をも感じさせたりもして。まぁこういった説明に他のバンドを引用する手のものは、基本的に引用したバンドを聴いていれば良かったりするんですが。ね。
強調されたキーボード主体の音楽は、割と独自な立ち位置だとは思いますけど、まぁ曲自体としてどうかというと、もう少し頑張りましょう感みたいのをやっぱり感じます。曲は違うけど、受けるイメージはDark Tranquillityの1stに近い感じですね。あー次化けるかも、みたいな(実は化けなかったりするのですが)。キーボードを効果的に用いた曲の劇的さといいますか、展開の激しさは認めますが、曲としてもう少し特徴を持たせることはできなかったのかなぁと。何か聴いてて画一的というか、一緒にしか聴こえないんですよね。んー。
まぁ曲それぞれはそれなりに高揚感はあるし、キーボードの活躍がわりかし多めに感じますので、シンフォニック・メロディック・デス・メタルというジャンルが好きな人向け、ですね。あとは曲の作り方というか、構成はNortherとかWintersunとか、あのあたりに近いものがあるため、それ好きにもお薦めです。
しかしこういった曲を聴いてて思うんですが、やっぱり個人的に重要なのは耳を捕らえる主メロなんですよね。それがヴォーカルなのか、他の楽器なのかは置いておいて。こういうバンドを聞くたびに、そう再認識させられます。はい。
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