The March - Unearth [アルバム感想]
アメリカのメタルコアバンドの4th。
爆走パートと、ツインギターからなるメロウパートをバランス良く
切り換えながら曲を構成、突進していくのが、このバンドの売りですね。
ギターなんて、北欧メロデスの影響を隠そうともせず、
如実に引き倒したりしてますからね。
モッシュパートも一筋縄ではいかないリズムで攻めてくるように、
技術的にも申し分ない、個人的お気に入りのメタルコアバンドなんですが。
このアルバムは、曲の構成や凝り具合では歴代最高だと思いますが、
その分前にくらべて、小ざっぱりとしちゃったかなと思います。
なんつーか、悪い意味で平均化されちゃったかなーみたいな。
もっと癖の強い方が好みな私としては、ちと残念。
でも、今回のアルバムで面白いな、と思ったのは、
2.Hail the Shrineのサビの部分に代表されるような、
怒りの衝動を抑えつつ、曲がだんだんと盛り上がり、
なんかこう、徐々に上り詰めていくような感覚の曲。
こういうタイプの曲は、この界隈のバンドでは彼らにしかないかも知れない。
期待に答える内容のアルバムだとは言えるけど、
もう少しざっくり心にくるようなものが、彼らなら作れると思うんだけど。
個人的このバンドの担当は爆走メタルコアなので、
なんつーのかなぁ、変に日和らず技術に走らず、
メタルコア版At the Gatesみたいになって欲しいんだよなぁ。
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