23 AM - Robert Miles [アルバム感想]
1997年。スイス出身イタリア育ちのトランスコンポーサーの2nd。
何かの動画でよく使われていて、耳に残っていたのを思い出して購入。
いやーまさかテクノやトランスにまで手を出すとは思っていませんでしたが、
この分野がこうも幅広いとも思っていなかったので、よい収穫だったと思います。
トランスといえば、よく知らない私なんかはクラブなどでかかるダンスミュージック系の、
電子音とリズムの強い激しめの音楽をイメージするのですが、
このアルバムは、基本的に癒し系のエピックトランスといいますか、
激しさはなく、曲の美しさみたいなものが強調されるような音楽です。
無機質な、機械的な雰囲気の中での、優しく温かい感じといいますか、
夜の湖に映りこむ冷たい月の姿といいますか、
なんともその耽美的な世界観が、たまんないですね。
ところどころ差し込まれるピアノの旋律が、
まるで曲全体を高みに引き上げるような、鮮烈な印象を残します。
そうそう、トランスなのに、主旋律はピアノやサックスというのも、
曲の美しさや柔らかさを強調する一因になっています。
まぁ雰囲気的には絶対夜だよなぁ。蒼と闇を基調とした。
基本的には、流麗なピアノの煽情的な旋律に身を委ねるような聴き方で。
ボーカルも抑えた女性の声。さすが癒し系。オシャレ系。
まぁこんな言わば畑違いの曲にすんなり溶け込めたのも、
私に元々ゲームミュージック好きという特性があったからかも知れません。
そう、わりとSFやサイバーパンクのイメージが強いために、
それ系のゲームに流れるBGMの感覚で聴けるんですよね。
そうそう、レイフォースやレイストームのBGM!!個人的には、あれらと同系統ですね。
そうかーやばい8箇所ロックオンしたくなってきたw
ちょっとオシャレで先進的な空間を演出するBGMとして良いですよね。
よくテレビ番組のBGMとしても使われているようなので、耳にも馴染みやすいのでは。
シューターの方ではなくともお薦めですw。
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